知らないと大損してしまう〜記帳代行のメリット・デメリット

2020/03/29

そもそも記帳とは何か?

記帳とは簡単に言いますと帳簿を作成することです。 帳簿とは仕分け表や総勘定元帳など会計・事務その他のために必要な事を書き入れる帳面のことを指します。最近ではほとんどの企業が会計入力ソフトを使って入力するので、記帳代行とは会計ソフトを使ってデータ入力を代行する仕事になります。    

記帳代行のメリット

 

コスト削減

例えば経営担当者として経理の人間を雇う場合、給料にプラスして社会保険や労働保険を払わなければなりません。これは結構なコストになってしまいます。記帳代行をするということは業務委託になるので、社会保険や労働保険といったコストが掛かりません。その分だけ人件費のコストが安く抑えられます。  

確定申告の前に慌てなくて済む

二つ目のメリットとして、確定申告の前に慌てなくて済むという点があります。この記事を読んでいらっしゃる方の中にも確定申告の直前になってから一年間溜めた領収書の束とにらめっこしてしまう方もいらっしゃると思います。そういう方にとっては記帳代行サービスのメリットは大きいのではないでしょうか。 より付加価値の高い業務に充てる時間が増える 記帳すると言うのは経営者にとって義務なのですが、記帳することで利益が発生するわけではありません。記帳代行業者に委託することによって、空いた時間で経営戦略を立てる、営業に行く、顧客対応をするなど経営者本来の業務に集中して専念することができます。  

作業が迅速かつ正確

経営されている方の中にはしっかりと自分で記帳して確定申告をされる方も多いです。しかし、確定申告は年に一度だけ。経営者の方も年に一度の確定申告のために自社の記帳をするのみです。 しかし記帳代行業者はいくつもの会社の記帳を常におこなっているわけですから、とても作業に慣れています。慣れている分作業の正確さや迅速さで優れていると言えます。  

簡単に業者を変更できる

人を雇って経理をやらせている場合、そう簡単に辞めさせる事はできません。しかし代行業者にアウトソーシングしている場合は気に入らなければ他の代行業者に乗り換えればすみます。        

記帳代行のデメリット

 

試算表の完成が遅い

毎月1ヶ月単位で自分の事業の業績がどうなっているかという事を知るために作る資料のことを試算表と言いますが、記帳代行業者に委託している場合、どうしても自分でやるより試算表の作成のタイミングが遅れがちになります。 記帳代行業者に任せる場合、大体1ヶ月分の書類をまとめて送って、そこから記帳することになることになるので、どうしてもリアルタイムで自分で記帳する場合と比べると遅れてしまいます。 しかし確定申告直前にまとめて記帳している方などは、自分でやるよりも早く試算表が出せます。

記帳代行会社に税理士が在籍しておらず、税理士と提携もしていない場合

税理士法の規定によると、税理士の資格のないものが税金に関する業務を行うと処罰の対象になる、とあります。 例えば確定申告の書類を税理士の資格のない者が代行してしまうと、税理士法違反になってしまいます。記帳代行業者は税理士事務所ではないので税理士資格はありません。なので記帳代行業者と契約する場合、その会社が社内に税理士を抱えているのか、どこかの税理士事務所と提携しているのか、しっかり確認しておきましょう。  

最後に

いかがでしたでしょうか。記帳代行することのメリット・デメリットをよく検討した上で、代行業者を利用するかどうかを判断するようにしましょう。その際はよろしくお願いします。